今まで手のかからない赤ちゃんだったのに、突然わがままになったと感じることはありませんか?
しつけの問題?
何があったの?
と心配になってしまいますよね。
中には赤ちゃんの要求を受け入れすぎるとわがままになる!?
なんて意見もあったりしてどの程度わがままを許すべきかのラインも難しいです。
今回はそんなお悩みをもつママに向けて、赤ちゃんの気持ちについて解説します。
赤ちゃんが10ヶ月でわがままに!?6ヶ月までは手のかからない子だったのに!
まず赤ちゃんが突然わがままになったことについて、お世話の大変さを嘆きこそすれ、心配することは何もありません。むしろ自分の要求を表に出せるようになった成長を喜ぶべきです。
生まれたばかりの赤ちゃんには興奮する本能の他に、快・不快の二種類の気持ちしかありません。「おっぱいが飲めて快」「お尻が濡れて不快」といった感じですね。
それが体の感覚や脳が発達するにつれ、段々と細分化されていきます。そのうちに、もっとああしたい、こうしたいという欲求が生まれてくるのです。
そのため10ヶ月程度の赤ちゃんが自分の欲求を頻繁に伝えてくることは大変正常な発達であると言えます。
10ヶ月の赤ちゃんの感情を知ってるママは6つの基本的感情を知っている!
6ヶ月から1歳ごろの赤ちゃんの感情は大きく分けて6つに分類されます。
驚き、喜び、悲しみ、嫌悪、怒り、恐れです。
これらは「基本的感情」と呼ばれます。
それまで持っていた「興奮」が驚き、「快」と感じていたものが喜びに変化し、「不快」と感じていたものが悲しみ、嫌悪、怒り、恐れに細かく分けられるイメージです。
こうして分類をみてみると、不快からはたくさんの感情に分岐していることが分かります。不快な状況と言うのは、場合によっては身に危険を及ぼします。そのため赤ちゃんは自分の身を守るために、先に嫌な感情を豊富に発達させていきます。危険を感じるセンサーをより鋭く磨いていくのですね。
そしてこの感情の発達は、大人との愛着の強さによっておこると言われています。つまり親や身近な保護者がきちんと愛情を持って接していればいるほど、赤ちゃんの感情が豊かになっていくという訳です。
ですから10ヶ月の赤ちゃんがしっかりと自分の不快だという感情を自覚し、更にそれを表現できているのだとすれば、子育てが大変うまくいっているという証拠に他ならないのです。
一部には甘やかして抱っこばかりしていると抱っこ癖がつくといった意見もありますが、今はたくさん愛情を示し触れてあげることが大切な時です。
もちろん家事や自分の用事を優先するべき時はそちらに時間を割かなければいけない場合もありますが、しつけのためを思うなら、赤ちゃんの要求には積極的に応えてあげたほうが良いと言えるのです。
この後1歳を過ぎてくると、だんだんと自分でやりたいという欲求が見られるようになります。常に大人にべったりと甘えるのではなく、自立する気持ちが生まれてくるのです。すると今お悩みの状況もだんだんと解決していきますよ。
もちろん、赤ちゃんの気質や特性によって感情が発達する時期や様子には個人差があります。よその子と比べすぎずにその子のペースを見守ることも大切です。
まとめ
赤ちゃんの構ってほしい!や抱っこして!の欲求があまりに多いと、常に一緒にいるママはヘトヘトになってしまいますよね。
現実的に一日にこなさなければいけない用事との兼ね合いや、しつけのことを考えれば誰もが悩むのは当然です。
しかしながら赤ちゃんのわがままは正常な発達であり、心配する必要はありません。もちろん、永遠に続くものでもありません。
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