小野篁がおじゃる丸⁉あの閻魔(エンマ)大王と2人の説!

人物・キャラクター

NHKで放送されているアニメの主人公『おじゃる丸』には、実在した人物がモデルになっているという噂があります。

アニメで「るおじゃる丸」は、千年前のアンチョウ妖精界の貴族の5歳の男の子で、月光町にやってきた小学生のカズマや町の人々、そしてエンマ界の子鬼たちと一緒に、楽しい騒動を繰り広げます。

そのモデルとなった人物というのが、小野篁と言われています。小野篁とおじゃる丸の関係について、歴史的な背景も含め、少しマニアックな内容になりますが、興味本位で調べてみると、面白いエピソードがたくさん出てきます。

ちょっとした話のネタとしてサラ~っと目を通してほしい。

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小野篁がおじゃる丸のモデルとなった2つの話!

小野篁がおじゃる丸のモデルになっているという説に関して結論から言うと、小野篁とおじゃる丸には、現実的な関係はありません。

ただ、この二人には共通点が多いことから、そのような説が出てきたものだと思われますが、早速
その共通点を見ていきましょう。

小野篁(おの の たかむら)とは何者? 

まずは小野篁から見ていきましょう。彼は、平安時代の公卿(くきょう)今でいう公務員で、詩人でもありました。それと有名な歌人の一人でもあり、小倉百人一首にも選ばれています。

とはいえ、小野妹子は知ってても小野篁を知ってる方は少ないのではないでしょうか?

ただ、このような逸話が伝えられています。彼は朝廷に仕える一方で、冥界(めいかい)の閻魔大王に仕えて冥官(みょうかん)をしていたという話があります。
冥界は、死後に行くとされる世界のことで、霊魂が行くとされる世界のことです。

画像参照元:ウィキペデイア

小野篁は、閻魔大王に仕える冥官として、藤原良相(ふじわらのよしみ)や藤原高藤(ふじわらのたかふじ)などの人物を冥界から蘇生させたり、閻魔大王の裁きを受ける人々を救ったりするなど、様々な話が伝えられています。

おじゃる丸(坂の上おじゃる丸)とは

画像元:NHKアニメワールド

次に、アニメの主人公でご存知のおじゃる丸ですが、千年前のヘイアンチョウ妖精界の貴族の子であるおじゃる丸がエンマ界にある「月の穴」から現世の月光町に行き来するエピソードは、アニメ『おじゃる丸』のストーリーの中で描かれています。

小野篁が冥界の閻魔大王に仕えていた逸話がありますが、実は、おじゃる丸もエンマ大王との繋がりがあります。

エンマ大王は、死者の魂が天国かお説教部屋に行くかを決める裁判官の1人である。エンマ大王のシャクがあれば、決定は簡単だが、おじゃる丸がそのピンク色のシャクを拾ったのですが、おじゃる丸にとられたままである。エンマ大王がそのシャクを取り戻すためにおじゃる丸とエンマ大王の不公平な条件のやりとりに癒され方も多いと思います。

『冥界の閻魔大王』や『エンマ大王』との関係性があるという点で、小野篁とおじゃる丸に共通点があります。

小野篁とおじゃる丸!もう一つの共通点。

小野篁が冥界に通うのに使ったという井戸

小野篁を祀る六道珍皇寺は、京都市東山区小松町にあるお寺です。お盆の時期には、お墓参りをする人たちが多く訪れます。また、このお寺には、小野篁が冥界に通うのに使ったという井戸があります。この井戸は、六道珍皇寺ろくどうちんのうじの境内にあるので、お寺に行くと見ることができます。六道珍皇寺は、とても歴史があるお寺で、多くの人々に愛されています。

画像元:ウィキペディア
画像元:ウィキペディア

小野篁は、閻魔大王に仕える冥官として、藤原良相(ふじわらのよしみ)や藤原高藤(ふじわらのたかふじ)などの人物を冥界から蘇生させたり、閻魔大王の裁きを受ける人々を救ったりするなど、様々な話が伝えられています。

おじゃる丸!エンマ界の「月の穴」と月光町

エンマ界の月の穴から、現代の月光町にタイムスリップしてきたおじゃる丸は、無邪気でまったり屋な性格で、運動とお風呂が苦手です。雅な立ち振る舞いで度々騒動を引き起こします。 おじゃる丸は、現代では小野小町の家に居候している5歳の男の子です。

の舞台となる月光町は、架空の町です。この町は、現代の日本に存在する地名ではありません。

アニメの中で描かれる月光町は、古風な町並みが特徴で、おじゃる丸たちが暮らす家や、学校、公園などがあります。

また、月光町には、おじゃる丸たちが遊ぶことができる場所もあり、彼らが冒険をする舞台となっています。

小野篁が冥界に通うのに使ったという井戸と、架空ではあるもの、エンマ界の「月の穴」という点にも小野篁とおじゃる丸には、共通点があります。

まとめ

彼は朝廷に仕える一方で、冥界(めいかい)の閻魔大王に仕えて冥官(みょうかん)をしていたという小野篁と、エンマ界のシャクを拾い、それを持ったままのおじゃる丸と取戻そうとするエンマ大王とのやり取り。

2つの説を共通としてみるには少し無理やり感はあるものの、ただ2人の閻魔(エンマ)大王繋がりは否定できないという点は否めません。

そして、小野篁が冥界に通うのに使ったという六道珍皇寺の井戸と、おじゃる丸が、現代の月光町にタイムスリップしてきたエンマ界の月の穴が、なんとも不思議な感覚というか、個人的には小野篁とおじゃる丸がすごく近いところ繋がっているような気がするのは私だけでしょうか?

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