生まれたばかりの赤ちゃんでも、嫌なことというのは意外としっかりと覚えているものです。しかしながら赤ちゃんが小さいときのお風呂はパパやママも慣れないことばかり。気を付けているつもりでも顔に水をかけてしまったりして、思いがけず怖い思いをさせてしまうことがありますよね。
一度怖い思いをしてお風呂が苦手になってしまった赤ちゃんは、どうしたらまたお風呂が好きになってくれるのでしょうか?
そんなお悩みを解決するために、この記事ではお風呂のトラウマを克服させる方法をご紹介します。
ポイントは、時間をかけて「お風呂が楽しい」という思い出をたくさん作ってあげること!一朝一夕では解決しませんが、毎日のちょっとした習慣づけで必ず赤ちゃんのお風呂嫌いを克服させてあげることができますよ。
赤ちゃんはお風呂で水の恐怖体験がトラウマに!克服する方法は?
大人でも一度嫌な経験をすると、二度目以降なんとなく同じ行動を起こすのが怖くなることがよくありますよね。それが人生経験の少ない赤ちゃんであればなおさらです。
そのためたった一度お風呂で怖い思いをしただけで、すっかりお風呂嫌いになってしまう赤ちゃんがいます。こんな時、どうしたらいいのでしょうか?
赤ちゃんがなぜお風呂を嫌いになってしまったかというと、怖い体験がお風呂という場所や水の感触、音などと結びついて記憶されてしまったからです。怖い体験というのは本能的に、自分の身を守るため強く記憶に残りやすいと言われています。
毎日お風呂に入れていたとしても、生後間もない赤ちゃんはお風呂に対する経験がまだ100回もありません。その僅かな経験のなかで怖い思いが強く残っているのだとすれば、時間をかけて楽しかった思い出の方を増やしてあげればいいのです。
具体的には、積極的にスキンシップをとって安心させてあげることはもちろん、歌や手遊びを取り入れながら少しずつお湯に慣らしてあげましょう。
もちろん1日2日ですぐに解決はしませんし、場合によっては数ヶ月に渡って涙、涙のお風呂が続くかもしれません。しかしながら、乳幼児のお風呂は1日の内の10分程度です。その間ギャン泣きだったとしても、終わってから泣き止むのであればなにも問題ありません。お風呂が終わってから、頑張ったね!と抱きしめてあげましょう。
そのうちに首や腰がしっかりしてくると、今まで寝た状態でお風呂に入っていた赤ちゃんも、様々な体勢をとることができるようになります。目線が変わるとお風呂に対する気持ちがガラリと変わることもありますので、焦らず気長に行きましょう。
赤ちゃんのお風呂の待たせ方ってお風呂に入りたいママはどうする?
赤ちゃんのご機嫌が悪いと、一緒に入るママも焦ってしまいがちですよね。しかしながらたまにはゆっくり体を洗ったり、お風呂に入ったりしたいもの。ママがお風呂に入っている間、赤ちゃんはどうやって待たせておくのが良いのでしょうか?
生後間もない赤ちゃんはその発達上、見えているもの以外の存在を認識することが出来ません。つまりママがすぐ近くにいたとしても、目に見えないと「ママが消えた!」と不安になってしまうのです。
その為少しやりづらいですが、お風呂のドアを少し開けた状態で、ママの顔が見えるように待たせてあげると赤ちゃんが落ち着く場合があります。
こんなことがいつまで続くの?とママも不安になりそうですが、赤ちゃんは日々成長しています。そのうち声が聞こえれば安心できる時期に入り、更に体がしっかりすればお風呂場でつかまりたっちをした状態で待っていてもらうこともできるようになりますよ。あと少しの辛抱です。
まとめ
どうしたって慌ててしまう赤ちゃんとのお風呂。ギャン泣きの赤ちゃんと一緒に入るのはママも心細いですが、赤ちゃんの成長に期待して気長に構えましょう。
とはいえ、毎日続くとママの気も参ってしまいます。
パパに協力を求めたり、地域の育児支援サービスに赤ちゃんのお風呂を介助してもらったりすることで心の負担を積極的に減らしましょう。困ったら、市区町村の担当する部門に相談してみることをおすすめします。
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